潜在意識の本質について書かれているだけでなく、井上裕之先生が提唱されているライフコンパスの学びのエッセンスが凝縮されており、人としての井上先生のあり方も書かれていて、まさにいろいろな意味で「集大成」の1冊だと感じました。
潜在意識について、この本で改めて科学的な観点から潜在意識が「宇宙エネルギーであること」が説明されているのが、とても印象的でしたし、だからこそ意識的に活用できることを実感しました。
また、潜在意識がエネルギーであるからこそ、同じ波長で振動しているものに同調し、引き寄せること、だからこそ潜在意識を使いこなすことで、引き寄せの法則も使いこなせるようになり、自分のエネルギー次第で引き寄せられるヒト・コト・モノが変わることもよくわかります。
そして、潜在意識がエネルギーであるからこそ、潜在意識が善悪の区別をしないことも理解できます。
だって、エネルギーが善悪の判断はできないのですから。
そして、その強力なエネルギーである潜在意識を使いこなすには、やはり願望するだけではなく、願望を持ち、計画し、実行することが重要です。
まずは自分と向き合って明確なミッション・ビジョン・目標を作り、さらにそれを日々の行動に落とし込むという作業が必要なんですよね。
この本を読み、それらのひとつひとつのステップを踏んで人生を組み立てていくことで、潜在意識がオートパイロットとして働きだす準備をしていたことに。改めて気づかされました。
そして、「潜在意識にとって、悪いことは一切していない」、だから「自分にとって悪いことが起こるはずがない」と書かれているところがさすが井上先生だなと思いました。
その他、効果的なアファメーションの作り方や良い環境の選び方など、ライフコンパスのセミナーで話されているような細かいことまで、更にストレートに、潜在意識の観点から惜しげもなく書かれている、そんな印象を受けました。