皆さま、こんにちは。
ライフコンパス認定コーチによるリレーブログ第78回は櫻井が担当させていただきます。
はじめまして。桜井直樹と申します。
横浜で歯科医院を経営しております。今年の3月に聖徳大学の心理学科を卒業し認定心理士を申請中です。
今回は心理学を交えたお話を少しさせていただきます。
人間を長くやっていると人生を揺るがす事件に一度や二度、遭遇することでしょう。
そうでない場合でも「人生には道に迷う時期が三度ある」と言われています。
それは「思春期」「思秋期」「終末期」です。
「自分は何者か」を問う思春期は誰もが経験し、分かりやすいですね。
しかし、ユングをはじめとする超有名心理学者が「これヤバイよね」と言っているのは実は「思秋期」の方なのです。
ユングは「シャドウ」と呼び、
シャインは「キャリア中期」の危機とし、
レビンソンは「人生半ばの過渡期」
と言ってそれぞれが警鐘を鳴らしています。
なぜなら、思春期はスルーすることができるからです。
その典型的なものがエスカレーターの学校や進学を親の言うままに進んだ人たちになります。
それは自分をどの様に社会に適応させるか悩むことが必要ない様にレールが引かれているからです。
そんな人たちは第2の壁が高く道を阻み、乗り越えられず道を踏み外すのです。
カール・グスタフ・ユングは人生を一日の朝から夜までに例えて、人生のちょうど真ん中を「人生の正午」と呼び、
日が陰るに従って今まで殺してきた自分の影が伸びてきて
「本当にお前の人生これで良かったのか?」と問いかけられると言っています。
「どんな大人になりたい?」と聞かれた時、思い浮かべるゴールは人それぞれですが、
ゴールの年齢は皆、40-45歳くらいと一致しています。
これは言い換えると40代は人生の目標を達成するということです。
人生において最初のゴールを迎え、これからどう生きていいか分からなくなるのです。
実際に精神的にも病みやすく、厚労省のデータでも自殺率は40代が常にトップで、50代、60代と続くことからも信憑性は高いと言えます。
私もこの頃、ハマりました。
37歳で開業して40代に入った頃に売り上げは安定し、
先が見通せる様になったのですから、体力的にも精神的にも安定するはずです。
しかし、なぜか何とも言えない不安とイライラで院内の雰囲気は最悪、
スタッフとの仲は険悪、売り上げも横ばい。何かとトラブルが続発し精神的にも病んでいました。
そんな中、世の中は結果が全てと稼ぐための学びを求めてネットの世界を彷徨います。
そこで見つけたのが井上先生のクリスマスセミナーでした。
同じ歯科医師でも桁違いに稼いでいる人がいるのだと、稼ぐヒントを得たくて申し込んだのです。
内容は自己啓発で自分の考えていたものとは全く別物でしたが、自分を見失ったわたしには響きました。
井上先生のプログラムは一通り出ていますが、人間不信もあり
自分が変化に気づいたプログラムはメンタープログラムのグループコーチングにまで進んでからでした。
グループコーチングは井上先生を囲んで食事をしながら月一回の近況報告をするというシンプルなものですが、
コーチングの仲間が華々しい報告をするのを聞いて、
焦りを感じつつ負けたくないという思いから必死に1ヶ月を頑張ったことを思い出します。
人によっては見違える様に短期間で変わる人もいて、「人は学びでこんなにも変わるものなのだ」と驚きました。
ただ仲間に言わせると「お前が一番変わったわ!」と総ツッコミを入れられた時は自分でもビックリしました。
自分の変化は自分ではなかなか分からないものです(笑)。
先程の話に戻ります。
人生を半ばを超えると今までの人生を振り返えり
このまま進むのか?違う道を歩むのか?の選択を迫られることになります。
当時はなぜ不安に駆られたり、怒りがおさまらないのか分かりませんでした。
成長を止めて前に進めない自分が歯がゆかったのです。
ライフコンパスのプログラムで自分を内省し、
人はいつまでも成長し続けることが大切であると学びました。
そして一緒に学んだ仲間が1番の財産であることも。
井上先生と仲間には本当に感謝しています。
今回、お声掛けをしてくださった小林先生、元永さん、
ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
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