皆様、おはようございます。
ライフコンパス認定コーチによるリレーブログ、第106回は私、桜井直樹が担当させていただきます。
テーマは「自分への期待が世界を開く」です。
うちが入っているビルのテナントに「ピグマリオン」という塾があります。
ピグマリオンとはギリシャ神話のキプロス島の王の名であり彫刻の名人でもありました。
ある時、理想の女性像を彫ったらあまり出来栄えに惚れ込んでしまい、
話しかけたり寝食をともにする様になり女性として愛するようになってしまいます。
しかし、石像は石像。どんなに愛していても応えてはくれません。
そして現実に打ちひしがれ、衰弱していくピグマリオンを
見るに見かねたアフロディーテが彫刻に命を与え、妻に迎えることが出来、その後2人の子供までもうけたというお話しです。
この物語は「強く信じていれば願いは叶うということ」を示唆しています。
ピグマリオン効果はこのことから信じると人はその通りの結果を出すことことです。
心理実験で、知能飛躍検査と称して小学校の生徒にただの知能試験を受けさせます。
実際には採点などせず、無作為に選んだ生徒を「この子は知能が高いので将来、成績が伸びる」と伝え、
その後の経過を聞くと実際に成績が伸びたことが分かったのです。
これにより人は期待されるとそれに沿って行動してしまうことが分かります。
コンビニで「キレイに使っていただいてありがとうございます」という張り紙を見たことありませんか?
あれもピグマリオン効果を期待したものです。
「あなたがキレイに使ってくれる人だと信じてます」と暗示しているため、
その期待に応えるように行動する心理を利用しているのです。
もしあなたが自分の人生を良くしたいと考えているなら、
「自分の人生は良くなる一方だ」と信じて疑わないことです。
その一念が期待を裏切ってはいけないと行動する原動力になるのですから。